活性水は専門的には「機能水」と呼ばれているもので各方面で注目され研究が進められている。研究が進むにつれて、その機能や新しい効用が明らかになってきたが、依然解明されないものも多い。例えば磁化水については、水に含まれる錆や鉄分を除く効果は早くから知られ、ボイラー用水の処理に利用されていたが、水分子の集合体(クラスタ)が細かくなるという根拠や効果については、科学的にまだ十分解明されてはいない。またクラスターの細かい水がおいしいか、体によいかについても、裏付ける実証データも不足していて、なんとも言えない。

活性水には人工的に合成された鉱物や、自然の鉱物と接触させたものが多いが、鉱物の組成が水の活性化にどのような働きをするのか、そのメカニズムが科学的に検証されているものは少ない。経験的にある種の鉱物に水を変える働きがあるということで、使われているケースが多いが、自然の鉱物だと成分にばらつきもあるので、効果がほとんどない場合もある。殺菌力がある、植物の生長が早い、切り花が長持ちするなどの効果について、活水器を使ってテストしたところ、ほとんど効果が認められなかったという報告もある。

活性水の効果については、注目すべきものも多く、その解明や利用が進むことが期待される。しかし今販売されている活水器の中には、まだ十分実証されていない理論を先取りして商品化され、裏付けの乏しい効用を謳っているものもあるので、セールストークに誘われて飛びつかない方がよい。

都市に住む人のほとんどは、「水道水は、まずくてとても飲めない」と思っているが、目かくしテストで水道水とミネラルウォーターを並べて聞き水をしてもらったところ、水道水がおいしいと答えた人が多かったという。飲み水についても、先入観やイメージが先行して、実体とかけ離れた選択をしている消費者が多い。正しい情報が不足しているという問題もあるが、「なんとなく体によさそうだから」といった、イメージだけで選択する消費行動は、考え直す必要がありそうだ。

Trackback

no comment untill now

Add your comment now