もし、あなたが「一目ぽれ」を信じ、電撃的な恋に落ちて、結婚したいと思っているのなら、そういう幻想は捨て去ってしまったほうがいいでしょう。そういう出会いを見つけようとしても、なかなか現実にあるものではありません。

映画やドラマの筋書きではないんですから、「会った瞬間に恋に落ちる」などという、ロマンチックな出会いを求めてはいけません。結婚したいのであれば、まずは、あなたの身近にいる男友だち、あるいは親しい知人などを、もう一度、点検してみてください。

「こういう男と、私は恋ができない」という思い込みがあるのなら、ちょっとだけ我慢して、いい点を探してみるのです。探してみると、友だちの中にも、「結婚してもいいかな?」と思える人が、必ずいるはずです。

ときめきがないかもしれませんが、結婚にあたっては、お互いに気心が知れていたほうが、ずっと幸せになれます。最初は、友だちからスタートしたって、いいじゃないですか。それで幸せになれるのなら。

不倫をした叩名の独身女性を面接した社会学者のローレル・リチャードソンによると、ほとんどのケースは何でもない友情からスタートしていました。中には、Hをするまで6ヶ月以上も経過している場合もあったほどです。

「それまで友だちだと思っていたのに、つきあってみると、意外にいい感じ」不倫をする女性たちは、みな、口をそろえていいました。これは、別に不倫に限らないと思います。

「友だちとしてはいいけど、恋人としてはちょっとね」という男でもつきあってみると、けつこう美点があることに気づくはず。仲がいい友だちがいるなら、その人と本気でつきあってみて、そのまま結婚してもいいんじゃないでしょうか。

そもそも、結婚をうまくつづけるには、「愛情」(Love)よりも、「好意」(Like)と「信頼」(Trust)を重視したほ、つがいい、というデータがあります。オハイオ州にあるライト・ステート大学心理学科のローレンス・A・カーック博士は、地元の新聞で、実験に参加してくれる夫婦を募集しました。

その結果、522組の夫婦について調査することができ、このデlタをもとにして、8年後の2人がまだ結婚をつづけているかどうかを予測する式を算出してみました。すると、別れるかどうかを予測するのは、「愛情」ではなく、「好意」や「信頼」のほうだつたのです。

いくら愛情があっても、そんなものは長くつづきません。半年もすれば、どんなに好きな男でも、イヤな部分が目につきますし、愛情も冷めてしまいます。しかし、好意や信頼、すなわち、「友情」に近いものほど、おいそれとは消えません。

愛情で結ぼれたカップルより、友情で結ぼれたカップルのほうが、うまくいく。カーデック博士のデータによれば、そう結論できると思います。こう聞くと、仲のいい男友だちを結婚相手として考えるのも、まんざら悪くないでしょう。